アンニュイな猫と哲学者の散歩

難破した人々のためのフロイト - -Sky is the Limit- - //

school.19.04.12.06-フロイトの父(14)

私は君のことを100%とは言わないが。。
98%は理解してる。。先生は言う。。間
違っちゃいない。。と言うより正確な言
葉だ。。うつ病の患者を30人。。精神病
者を1人。。その他の精神疾患を20人。。
とすれば。。1/50=0.02だから。。98%
となる。。取りあえずは。。日本の総人
口の1/2が精神疾患として。。だ。。基本
人間はお互い理解し合えない。。理解し
合えるのは数学の類だけだ。。そして100
%理解しているとすると。。100%の確率
で精神病になれる。。人は理解し合えない
から正気でいられる。。となる。。

超自我の完成とともに。。心の虚無が見え
てくる。。愛と対にすれば闇だ。。近親相
姦願望が強いと。。その力に引き寄せられ
て自我は闇の中へ入っていく。。ここから
は。。先生にとっては病的風景となる。。
彼らの眼にはすべてが虚偽に見える。。真
実などない。。だ。。彼は無意識の内に本
物を知っていることになる。。父によって
禁止された母への。。母の愛だ。。我疑う
。。全てを疑う。。デカルト的懐疑と言う
。。全てのものはカオスへ。。偶然へと変
わる。。彼は意味を失った超自我の中に閉
じ込められる。。或いは入っていく。。

全てのものは意味を失っても。。人は何が
しかの確信を持っている。。デカルトにと
っては神であり。。先生にとっては愛だ。。
これを契機に。。現実へ帰っていく。。近
親相姦願望が強いと。。超自我の領域を越
えて。。精神は深い所へ退行していく。。
超自我は。。自分にとって不都合な欲望を
無意識の中に封印していた。。人は時系列
化された記憶の中に住んでいる。。この記
憶を超えることになる。。不都合な。。偶
然的な。。カオスの欲望と自然に触れる。。
超自我が壊れ。。精神病の発症だ。。

何がしかの確信。。これは父のファルスだ
とフロイトは言う。。父との同一化だ。。
病者にはこれがない。。父を否定している
からだ。。そして父は愛を必要とはしてい
ない。。或いは。。性関係のない愛は近親
相姦の否定によって生まれる。。とも考え
られる。。愛の源泉としての神は消える。。
人は神なしで生きていける。。が愛なしで
は生きていけない。。しかし。。愛は社会
の主役ではない。。

病者の自我の社会化を促すものは。。父に
とっては不都合な欲望たちだ。。近代的。。
世界が始まる。。封建的世界では神は否定
されていなかった。。デカルトは教会とは
別の方法で神を証明した。。が。。宗教批
判はしていない。。封建領主たちは速やか
にこれを受け入れた。。地上の王の証は教
皇ではない。。だ。。戦乱の世が始まる。。
神の存在への懐疑。。否定は絶対王政末期
に起こる。。地上の王はみんなで選べばよ
い。。だ。。近代の始まりだ。。この頃の
思想は古典派と呼ばれる。。愛が主役では
なくなった。。

古今東西。。男の夢は。。天下取りだ。。
セレブな大富豪が。。近代の王族であるこ
とは直ぐ分かる。。父との対峙を止め。。
同盟を結ぶ必要がある。。超自我は壊れて
いる。。善悪の価値基準はない。。カオス
な欲望から。。何かの欲望を選ぶ必要があ
る。。自我の社会化の動機。。社会は流動
的な。。カオスな欲望のるつぼだ。。確信
の契機だ。。この一点。。確信点。。から
彼れらは社会へ復帰していくことになる。。

最後が舌足らず。。まだ上手く書けない。。


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